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新生児聴覚スクリーニング検査



新生児聴覚スクリーニング検査とは

新生児聴覚スクリーニング検査は、赤ちゃんの生まれつきの難聴を早く発見するために考えられた検査です。
赤ちゃんが生まれてから退院するまでの間に、授乳後などの赤ちゃんがぐっすり眠っている間に検査します。
検査の所要時間は10分程度で、痛みやお薬の使用などは全くありません

Q&A

Q なぜ新生児聴覚スクリーニング検査が重要なのですか
A 赤ちゃんは、生まれてすぐにコミュニケーションを学びます。赤ちゃんは音に驚いたり、音のする方に顔を向けたりして反応しますが、これは周囲の音をすべて聞き取れるということではありません。難聴を早期に発見することで、言語や社会的スキルの発達の遅れを防ぐことができます。
ことばの発達のためには聞こえが大切です。生まれつきの難聴があっても十分な対応を すれば、ことばの発達を促すことができます。
スクリーニング検査は難聴を早くみつけるきっかけになりますが、診断結果ができるまでの間、育児不安になる方もいます。ご心配があれば、地域の保健センター保健師や乳幼児聴覚支援センターにご相談下さい。
県外での里帰り出産などでやむを得ず検査を受けられない場合は事前に、お住まいの市町保健センターへご相談下さい。
Q 検査は費用がかかりますか?
A 静岡県では検査費用の公費助成を行っています。お住まいの市町保健センターで交付される「新生児聴覚スクリーニング検査受診票」を分娩医療機関にご提出ください。
Q スクリーニング検査で「パス(pass)」と言われました。どのような意味ですか?
A 検査の時点で、その耳の聞こえは正常ということです。ただし、生まれたときには正常な聞こえでも、成長の過程で、中耳炎、おたふく風邪、髄膜炎等にかかって難聴になる場合や、まれに進行する難聴である場合もあります。母子手帳や付表などを参考に、赤ちゃんの聞こえの発達をよく観察しましょう。
Q 「再精査(refer)」と言われたら、どうすればいいのですか?
A 要精査の結果が、必ずしも難聴を意味しているわけではありません。
検査時に赤ちゃんが動いたり、新生児耳垢(胎脂)があると正しい結果になりません。きちんと確かめるために、産科の紹介状を持って、精密聴力検査機関で検査を受けましょう。
Q 精密聴力検査機関での詳しい検査はどんなものですか?

A 主に聴性脳幹反応検査(ABR:Auditory Brainstem Responce)を行います。この検査は、脳波で聴力を見る検査で、ある一定の音を聞かせ聴覚進路の脳幹から出てくる脳波をコンピューター解析して、聞こえているかどうかを調べる検査です。
検査中は、患者さんの体が動いてしまうと筋肉の動きが入ってしまい、検査がうまくできなくなります。そのため、うまく検査ができないことが予想される新生児、乳幼児の場合には、お薬で眠らせて検査をすることもあります。その他、行動反応聴力検査(BOA:Behavioral Observation Audiometry)を行う場合もあります。
Q 再精査は、いつまでに受ければいいですか?
A 赤ちゃんの睡眠時間が長い「生後1か月」までに受けることが望ましいとされています。
お子様の子育てにお忙しいとは思いますが、早期介入の視点から、なるべく早く受診されることをお勧めします。
遅くとも生後2ヶ月までに受診されることが望ましいです。

静岡県の精密聴力検査機関

沼津市立病院 耳鼻咽喉科 沼津市東椎路字春ノ木550
055-924-5100
静岡県立総合病院 耳鼻咽喉科 静岡市葵区北安東4-27-1
054-247-6111
聖隷浜松病院 耳鼻咽喉科
浜松市中央区住吉2-12-12
053-474-2222
浜松医科大学医学部附属病院 耳鼻咽喉科 浜松市中央区半田山1-20-1
053-435-2111

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